イベント概要
2026年1月9日(金)に、本学文学研究科・太郎丸博教授の新著『学問は信頼されていないのか:統計でみる日本における科学の政治化』刊行記念のブックトークイベントが開催されます。
日本学術会議任命拒否問題をはじめ、自公連立政権と学問=科学との対立が意識されるようになって久しい。
では、一般市民は科学に対してどのような視線を向けているのか?
果たして、学問への信頼は凋落しているのか?
こうした問いを明らかにするため、本書は計量的データをもとに分析しています。
本ブックトークでは、編著者の太郎丸博先生、著書の一人である山本耕平先生、『となりの陰謀論』の著者である烏谷昌幸先生をお招きして、本書の主要トピックの一つである”陰謀論”について語ります。
ぜひお越しください!
※事前参加登録は参加登録フォームより受け付けます。
※ぶんこも1階の対面会場・オンラインいずれでもご参加いただけます(参加無料)。
登壇者

太郎丸 博(たろうまる・ひろし)
京都大学大学院文学研究科 教授
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退、博士(文学)(京都大学)。専門は、社会階層論、科学社会学、社会学方法論。著書に『人文・社会科学のカテゴリカル・データ解析入門』(ナカニシヤ出版)、『若者非正規雇用の社会学』(大阪大学出版会)など。

烏谷 昌幸(からすだに・まさゆき)
慶応義塾大学法学部 教授
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。慶應義塾大学法学研究科にて修士号、博士号を取得。武蔵野大学現代社会学部、政治経済学部准教授を経て、現職。法学部政治学科に所属すると同時にメディア・コミュニケーション研究所においても研究会を担当している。専門領域は政治コミュニケーション研究、メディア社会論、ジャーナリズム論。関心領域は、「シンボル化の政治学」「陰謀論政治」「アメリカの世紀とメディア研究」「テレビ・ドキュメンタリー制作者研究」「障害者のメディア表象」など。

山本 耕平(やまもと・こうへい)
(公社)国際経済労働研究所 研究員
京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学、博士(文学)。専門は計量社会学、社会階層論、社会意識論、調査方法論 後期近代における制度の正統性と信頼、社会階層と社会的アイデンティティなど。主な研究業績に、『人生中期の階層構造』「職場権限へのアクセスから見る女性労働市場のこれまで」(渡邊勉・吉川徹・佐藤嘉倫編、東京大学出版)、『学問は信頼されていないのか―統計でみる日本における科学の政治化』「陰謀論的言説の需要にいたる二つのルート―エリート不信と知識の欠如」(太郎丸博 編、新曜社)。
書籍概要
太郎丸 博 編
『学問は信頼されていないのか 統計でみる日本における科学の政治化』
(新曜社、2025年8月発売)
日本学術会議任命拒否問題をはじめ、自公連立政権と学問=科学との対立が意識されるようになって久しい。
では、一般市民は科学に対してどのような視線を向けているのか。果たして、学問への信頼は凋落しているのか。
計量的データをもとに分析する。
